並列 Mac mini M4 をリージョン横断すると、名前解決とレジストリの「正」がブレやすい。DNS・内部オリジン・ロック粒度を揃えずに同期だけ足すと、遅延と不整合だけが残ります。
DNS・レジストリ・ロック・同期・遅延をマトリクス+合流チェックへ。Mosh/SSH・rsync・マルチ AZ参照。
| 論点 | 先に決めるべきこと | 典型リスク |
|---|---|---|
| 名前空間 | 拠点別 DNS ビューと権威の単一性。 | 地域で別 IP・キャッシュ汚染。 |
| オリジン | 内部名→オリジンと証明書の対応表。 | ノード間で TLS 不一致。 |
| ロック | publish/メタのみ単一ライター。 | 並列維持で整合。 |
DNS ビューと解決戦略
同じレジストリ名でも所在で答えを変えるビューがスプリット DNS です。正規の書き込み先を文書化し、ステージング用サフィックスを乱立させないことが先決。ヘルス URL もビュー規則に揃えます。
- TTL/フォールバック: 演習後にクエリ嵐や意図しないパブリック退避がないか確認。
- 観測: ノードごとに
dig系検証を週次で回す。
内部オリジンと TLS
レジストリはパスと SANの契約です。内部オリジン切替では SNI/チェーンをイメージに固定し、プライベート CA の中間配布をレジストリ本体から分離。オブジェクト前段ではプロキシの TLS 再終端を受入で確認します。
- 直結: ピン留めはローテ手順必須。
- リバプロ: クライアント向けとオリジン向けで別証明書。アップストリーム名解決をスプリットと同期。
ビルドロックの粒度
コンパイル全体のロックは避け、manifest 更新やゴールデン昇格など単一ライター区間だけを flock 等で守るのが定石です。粗いほどリージョン間 RTT でキューが伸び、細かいほどデッドロック対策が要ります。合流時は「公開可能」イベントを監査ログへ。
rsync/オブジェクトストレージの同期しきい値
POSIX 親和なら rsync、多拠点読みと巨大バイナリならオブジェクト前段。しきい値は失敗率と帯域曲線で決めます(詳細は rsync 記事へ)。
| 指標 | rsync 側の目安 | オブジェクト側の目安 |
|---|---|---|
| 律速 | 小ファイル嵐なら rsync 見直し。 | tarball 化・マルチパートで GET を削る。 |
| 扇/同時読み | 親ホットスポットなら階層化+帯域 timeout。 |
エッジ・短命署名 URL。 |
遅延の受入基準
DNS+TLS+初動バイトを一体で測り、対話用と CI 用で SLO を分けます。
p50
制御面 往復 80ms 目安。超過なら DNS/TLS を疑う。
p95
データ面はジョブ種別ごとに上限と週次トレンド。
TTL
切替後のキャッシュ汚染をスポット検査。
ビルドロック合流の受入チェックリスト
① ビュー表=
① ビュー表=
dig 実測 ② 全ノード TLS 同一チェーン ③ publish 臨界区間の文書化 ④ rsync/オブジェクト切替がメトリクス接続 ⑤ p95 が種別上限内 ⑥ フェイルオーバー後も出所単一。全て緑で合流・監査ログ付きロールアウト。
運用目安。 数値は経路依存。SLA ではありません。本番前はステージングで dry-run。
clustervps 多ノード
同型 Mac mini M4 でリージョン横断クラスタを組む
設計を揃えてからノードを足すのが最短。clustervps で専有 Mac を複数リージョンへ並列デプロイ。